膝の痛み ~治療ポイントVOL2~

ここ数日で急性の膝痛患者様が増えております。不思議とここ数日の様に、症状の似ている患者様が集中する傾向にあります。

皆さま経過が良好とのお喜びの声を頂いております。慢性の膝痛に比べて急性の症状は早く改善します。

当鍼灸院の膝痛治療には温灸(ほんのりとした温かさ程度のお灸)を使用する頻度が高いです。

膝周囲が腫れて、熱感がある炎症が診られても、患部から少し離れたカ所に2~3つの温灸をすると炎症を抑えられる作用があります。この場合、施術するカ所が重要になります。

これは東洋医学、漢方の考え方である『瘀血(おけつ)』への処置を目的としているのです。

瘀血(おけつ)とは、古い血が滞り新しい血が十分に循環できない状態をさします。アレルギー疾患や婦人科疾患などの原因ともなりうる所見です。

炎症部分には少なからず、瘀血(おけつ)が関わっているケースが多いため、所見をみのがさずに施術をすることが膝痛治療の効を奏するポイントとなります。